『無法弁護士~最高のパートナー』
韓国での放送時期:2018年5月~7月
キャスト:イ・ジュンギ,ソ・イェジ,イ・ヘヨン,チェ・ミンス 他
脚本:ユン・ヒョンホ
演出:キム・ジンミン
あらすじ
幼い頃、人権弁護士だった母を目の前で殺され、母方の伯父で組織暴力団のボス、デウンの下で育ったポン・サンピル。成長した彼は、法と拳を巧みに使い分け、組織暴力団の弁護士として能を発揮していた。
そんなある日、差出人不明で1冊の手帳を受け取ったサンピルは、復讐のときがきたことを確信、18年ぶりに生まれ故郷キソン市に戻ることに。その町こそ、母が殺された因縁の場所だった。
同じ頃、不当な判決を下した裁判官に歯向かい、半年の業務停止処分となった弁護士ハ・ジェイは、父が住むキソン市に帰郷。そこで「無法ローファーム」を開業したサンピルに出会う。
ジェイの気の強さを買ったサンピルは、彼女を事務長にスカウトし、キソン市長殺害事件の容疑者弁護に乗り出す。実は、サンピルの目的は、18年前の事件の鍵を握るある人物に近づくことで…。
『無法弁護士~最高のパートナー』
視聴時期:20年4月28日~29日
レビュー評価:
イ・ジュンギ主演ということで観てみた作品です。
観終わった直後の率直な感想は、イ・ジュンギのアクションシーンを盛り込みたいが為に作られたような作品だなと思いました。それぐらいアクションシーンが多い多い…。
ストーリーは、まぁ、おもしろいかなぁ程度でした。私は、イ・ジュンギのファンだったので最後まで観ましたが、ファンじゃなきゃ脱落する人もいそうだなと感じました。
特にイ・ジュンギ演じるポン・サンピルとソ・イェジ演じるハ・ジェイの恋愛パートに関しては、いろいろとつっこみたくなります。
韓国ドラマにしては珍しく、結構な序盤でサンピルとジェイが両思いになるのですが、唐突感が否めず、「あれ、そんな描写今までありましたっけ?」と戸惑いました…。
サンピルが、ジェイのことを好きなのは何年も前から見守ってきた、という件があるから、百歩譲ってまだ分かるとしても(それでも、ジェイを陰ながら数年間見守ってきたっていう描写をもっともっと入れて欲しかった)、ジェイは?ジェイは、いつサンピルのこと好きになったんでしょうか??
そこが、私にはよく分かりませんでした。
サンピルは過去のことを隠して接触してきたので、ジェイにとってサンピルは、軽薄で無法者に見えていて良い印象を持っていなかったはずなのに…。いつ好きになったんでしょう…?^^;
私には、ジェイが、母親が亡くなっているという事実を受け止めきれず(後に生きていると分かりますが)、同じように母を亡くしているサンピルに頼っているようにしか見えませんでした。好き同士というよりは似た者同士、お互いただ傷をなめあってるようにしか見えなくて、二人が結ばれても「なんだかな~」とモヤモヤが消えませんでした…。
でも結局は、イ・ジュンギとソ・イェジが美男美女で、絵になるので、ストーリーの流れを無視すれば2人はお似合いです(笑)
ソ・イェジさんは、この作品で知りましたが、"可愛い"と"美人"のバランスが良くて私好みでした。
ストーリー的には、ロマンスよりもイ・ヘヨン演じるチャ・ムンスクが、最後にどんな結末を迎えるのか、ということだけが気になって観ていました。まぁ、予想通りでしたが…。
チェ・ミンス演じるアン・オジュの最後も予想通りでした。
サンピルとアンの最後のシーンは、サンピルが銃を奪った時点で、「遠くに捨てないと絶対自殺する」と思っていたら、案の定奪った銃をサンピルがその後近くに置いて、アンはその銃で自殺…。「自殺するって予想してたんだから、もっと遠くに捨ててよ!」とサンピルにつっこまずにはいられなかったです(笑)
脇役では、アン・ネサン演じるサンピルの伯父さんと、パク・ジョンハク演じるチョン検事が良かったです。
いつもサンピルを見守ってくれる伯父さんは、ヤクザなのにいい人で、だからこそ亡くなってしまったときは泣きました。
亡くなる数話前から、「この流れ、、、伯父さん死ぬな…」と分かっていて、覚悟していても泣きましたね。
チョン検事は、なんだかんだサンピルの味方をしてくれて、サンピルとチョン検事の言葉遊びのようなやり取りが好きでした。
ストーリー展開に「??」な部分はありながらも、いろいろなイ・ジュンギ詰め合わせで、なんだかんだ私は楽しく観れました。全16話を2日で観たくらいですし…(笑)
法廷での真剣なシーンやアクションシーン、暗い過去のせいで苦しい表情を見せる時もあれば、お茶目な時もあって、いろいろなイ・ジュンギを楽しめました♪
ストーリーは別として(笑)、やっぱりイ・ジュンギはアクション上手いし、見ていてスカッとするし、なにより格好いい!!
本当どの作品でもアクションやってますね^^;
一度くらい、イ・ジュンギのザ・ラブコメっていう作品も観てみたいような気もしますが、もう年齢的に無理なんでしょうか?見た目若いし、年齢的にも、まだいけそうなんだけどなぁ…。