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『華麗なる誘惑』レビュー

『華麗なる誘惑』

韓国での放送時期:2015年10月~2016年3月


キャスト:チュ・サンウク,チェ・ガンヒ,チャ・イェリョン,チョン・ジニョン 他

脚本:ソン・ヨンモク,チャ・イヨン

演出:キム・サンヒョプ,キム・ヒウォン


あらすじ

優しい夫とともに出産間近の幸せに浸っていたウンス(チェ・ガンヒ)に突然悲劇が襲いかかる。夫が横領容疑で命を落とし、彼女は共犯の濡れ衣を着せられて服役。

6年後、シングルマザーとして暮らすウンスのもとに夫の死に関する謎の電話がかかる。指示通り、政界の有力者カン・ソクヒョン(チョン・ジニョン)の家政婦として忍び込むウンス。だが、そこでかつての初恋の相手ヒョンウ(チュ・サンウク)と親友イルジュ(チャ・イェリョン)と思いがけず再会する。 ヒョンウとイルジュ、そして自らの家族も巻き込んだ悲しい想い出を封印していたウンスだったが、そのときから、15年前の出来事にかかわる、ある重大な秘密の扉を開けることに・・・!

『華麗なる誘惑』相関図
『華麗なる誘惑』相関図

『華麗なる誘惑』

視聴時期:2019年

レビュー:

(3点)
(3点)

この作品は、なんといっても長いの一言につきます…。

私が観たU-NEXTでは、1話約40分で全74話でした。

韓国では、おそらく1話60分程度で全50話だったので、まぁどちらにしても長いです…^^;

 

私は、今までこれだけの長編ドラマを観たことがなかったので、途中何度か脱落しそうになりました。

長編ドラマなので、しょうがないかもしれないですが、途中の間延び感が半端なかったですね。

 

いろいろな人の復讐や陰謀が渦巻いているので、裏切り裏切られ…のパターンばかりで飽きました。

そして、最後にはチョン・ジニョン演じるソクヒョンに許しを乞う…という流ればかりで「またか…」と思わずにはいられませんでした。

 

途中をなくせば、30~40話くらいでスッキリまとめられそうだなと思いました。

 

チェ・ガンヒ演じるウンスと、チュ・サンウク演じるヒョンウが、ソクヒョンとチャ・イェリョン演じるイルジュをそれぞれ誘惑するのですが、人生をかけるほどの復讐心は凄いなと思いました。

特にヒョンウに関しては、学生の頃からイルジュの気持ちを利用しずっと騙して、ソクヒョンに復讐することだけを考えて生きてきたその気持ちは、少し悲しくて理解しがたいものがありました。

 

ソクヒョンに関しては、自分や家族を守る為に嘘をついたり策略を謀ったりと、酷い人でしたが、ウンスに惹かれていくようになってからは、少し切なかったですね。

ソクヒョンは、不器用で愛情表現が下手なので、ただ執着しているようにしか見えない振る舞いもしますが、表情の端々にウンスに対する愛情が見え隠れしているように感じました。

そんなソクヒョンの気持ちにふれたので、ウンスも終盤にはソクヒョンへの復讐心が揺れ始めたんだと思います。

 

ウンスは、復讐のためにソクヒョンと結婚したにすぎず、心の中にはいつもヒョンウがいたので、そこも切なかったです。

 

なので、ソクヒョンが亡くなったときには悲しくて結構泣きました。

 

ウンスとヒョンウは、いろいろありすぎて、観ているのに疲れましたが、そんなときは、チャン・ヨンナム演じるイルランとチャン・ウォニョン演じるオグァンカップルを観て微笑ましくて癒されました。

 

ウンス、ヒョンウ、イルジュの子供時代を演じた子役の3人は、3人とも以前から知っていましたが、皆良かったですね。

キム・セロンは透明感あって可愛いくて、ナム・ジュヒョクも爽やかな少年って感じがして良かったです。

 

 

ストーリーとは関係ないですが、このドラマでチュ・サンウクとチャ・イェリョンが出会って結婚したことを知っていたので、「チュ・サンウクは、こういう顔が好みなのか」と思いながら観ていました(笑)