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『朝鮮ガンマン』レビュー

この作品は、途中から早送りをしながら観ました。それを踏まえた上でのレビューであることをご了承下さい。

ご理解いただけた方のみ、下記↓のレビューへどうぞ。

 

『朝鮮ガンマン』

韓国での放送時期:2014年6月~9月

 

キャスト:イ・ジュンギ,ナム・サンミ,チョン・ヘビン,ハン・ジュワン,ユ・オソン 他

脚本:イ・ジョンウ,ハン・ヒジョン

演出:キム・ジョンミン,チャ・ヨンフン

 

あらすじ

朝鮮王朝末期。時の王、高宗が支持する開化派の学者たちが謎の銃使いによって次々襲われ、武官のパク・ジナン(チェ・ジェソン)は王命により捜査に乗り出す。ジナンの息子ユンガン(イ・ジュンギ)は男装した娘スイン(ナム・サンミ)を銃使いと勘違い、さらに妙な縁から彼女の家に居候することに。はじめはユンガンに悪印象を抱くスインだったが、ユンガンに窮地を助けられ、互いに惹かれ合っていく。そんな中、ジナンが銃使いに殺され、ユンガンもスインの目の前で銃に倒れる。3年後、港を訪れたスインは、日本から商談のためにやってきた商人・半蔵に出会う。ユンガンに瓜二つの半蔵に驚くスインだが、半蔵の態度は冷たい。一方、半蔵は行商団・京畿褓商の長ウォンシン(ユ・オソン)と接触するが、その真の目的は腕に傷跡が残る銃使いを捜すことだった。

『朝鮮ガンマン』相関図
『朝鮮ガンマン』相関図

『朝鮮ガンマン』

視聴時期:2020年3月

レビュー:

(2点)
(2点)

この作品はイルジメで少し気になったイ・ジュンギが出演していたので観てみることにしましたが、はっきり言っておもしろくなかったです。


まず、イ・ジュンギ演じるユンガンが、敵を欺くために日本人(長谷川半蔵)を装っているので、たくさん日本語を話すのですが、その日本語が聞きづらくてダメでした…。

そもそも、韓国ドラマで、ときどき出てくる韓国人の日本語が苦手なのですが、それはイ・ジュンギでも変わりませんでした。

聞き取りづらいし、日本語を喋ることに一生懸命で台詞に感情が入っていないので、ドラマの世界から一気に現実に戻される感じがして嫌なんです。


イ・ジュンギは、韓国人の中では日本語が上手だと思います。ですが、日本人設定するのには、ちょっと無理があったかと…。

さすがに日本人ほど日本語を喋れるわけではないですしカタコトの日本語なので、とても日本人には見えませんでした^^;


ただ、それは、私が日本人だから気になっただけで、韓国人からしたら、特に気にならないかもしれませんね。


また、それぞれのキャラクターにあまり魅力を感じませんでした。

特にナム・サンミ演じるスインは、ヒロインなのにあまり魅力がなかったように思いました。

ユンガンもスインも、つり橋効果のように、お互いに危険な状況の時に一緒にいたから惹かれたようにしか思えず、なぜ惹かれたのかよく分かりませんでした。


半蔵がユンガンであることが皆にバレて、ユ・オソン演じるウォンシンへの復讐が失敗した時点で、また同じことの繰り返しかと思い、すでに飽きていたので、そこからは早送りで観てしまいました^^;

こういう観方をしたのは初めてでした。


最後は、いっぱい人が死にすぎました。

ウォンシンもチョン・ヘビン演じるへウォンも、ホギョンもサンチュも亡くなってしまい、なんだかな…とモヤモヤした気持ちになってしまいました。

しかも、結局、改革は失敗に終わりましたし…。


唯一良かった点は、ユンガンと妹ヨナの関係性です。

兄として妹を懸命に探し出し守ろうとする姿は、カッコ良くて良かったです。


せっかくのイ・ジュンギ×銃使い、という魅力的な設定なのに、それを活かしきれていないように思いました。


銃を使うシーンも、無駄にカッコつけて一回くるっと銃を回したりしていて、ちょっと冷めました。

「そんなことしてる間に撃たれるし、さっさと銃をかまえて」と思ってしまいました(笑)


そんなことしなくても、イ・ジュンギが真剣な眼差しで銃をかまえれば、それだけで十分カッコ良かったと思うので、よく分からない演出はやめてほしかったです^^;