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『A-TEEN』レビュー ネタバレありver.

『A-TEEN』

韓国での放送時期:2018年7月~9月


キャスト:シン・イェウン,イ・ナウン,シン・スンホ,キム・ドンヒ,キム・スヒョン,リュ・イヒョン 他

脚本:キム・サラ

演出:ハン・スジ


あらすじ

ソヨン高校に通う18歳の高校生6人、ド・ハナ、キム・ハナ、ヨ・ボラム、ナム・シウ、ハ・ミン、チャ・ギヒョン。いつも一緒にいるが、それぞれが自分なりに楽しく学校生活を送っている。しかし人知れず悩んでいることや、秘密にしていることがあって…。

相関図なし

『A-TEEN』

視聴時期:20年5月17日~18日

レビュー:

(4点)
(4点)

このドラマは、webドラマながらも、若い子たちにとても人気で、再生回数が2億回を突破したとか!

そして、続編希望が多かったことから、続編がつくられ、日本での評価も高い作品です。

 

1話10分前後で、全24話と短いので気軽に観れるところも良いです。

 

この作品、評価通りおもしろかったのですが、展開が早すぎるというか、編集が変というか…、ときどき話が飛んでいるような感覚があって、ついていけないときもありました^^;

なので、評価は星4つです。

 

でも、基本的には、高校生のキラキラした感じもありつつ、思春期特有の悩みや迷いがあったりして、とても良かったです。

日本と韓国で国は違っても、ティーンエージャーたちの悩みは変わらないですね。

 

シン・イェウン演じるド・ハナとイ・ナウン演じるキム・ハナを中心に、男女6人グループのお話なんですが、6人が定期的にモノローグを担当したりしているので、それぞれの気持ちが分かりやすいです。

 

観始めた最初の頃(1、2話あたり)は、単純にド・ハナとキム・ドンヒ演じるハ・ミンがくっつくのかと思っていましたが、回を重ねるごとに思わせぶりなミンの言動にイライラしてきて、あまり好きではなくなっていったので、ド・ハナとは両思いになってほしくありませんでした。

ミンは、ド・ハナやイ・ナウン演じるキム・ハナが自分のことが好きだと分かっていて、2人のことが好きではないのに思わせぶりなことを言っていましたし、シン・スンホ演じるナム・シウがド・ハナのことを好きだと知っていて、わざとド・ハナにちょっかいをかけていたように思うので、なんだか全てを悟っていて、高みから見物しているような感じがして嫌でした。

結局、最後まであまり好きになれませんでしたし…。

 

キム・ハナに関しても、ちょっと理解しがたい部分がありました。

誰かに憧れる気持ちは分かりますが、改名までしたり全てをマネしたいと思う気持ちはよく分かりませんでした。

また、過去のことがバレて、ド・ハナたちと気まずくなり、試験のノートをド・ハナが盗んだかもしれないと言ったときは、ちょっと酷すぎましたね。

 

キム・ハナも、心の中では、もちろん違うと分かっていましたが、それでも次から次へとド・ハナに向かって酷いことを言うキム・ハナの気持ちがよく分からなかったですし、ド・ハナの気持ちを思うととても辛かったです。

この場面で、ド・ハナがクラスメイトの前で、キム・ハナのことを、つい改名前の名前で呼ぶのですが、そのときにミンが「それは言い過ぎだ」みたいな感じで止めに入ったのには、イラッとしました。

その前にキム・ハナに散々酷いことを言われ、ついカッとなって言ってしまっただけなのに…。ド・ハナじゃなくてキム・ハナを庇うようなミンの態度にイラッとしましたし、この件で、本当、ミンのことは好きになれないと再認識しましたね。

 

ただ、3人グループで、2対1になってしまう構図や、自分が1人の方になるかもしれない、という不安は女子グループ特有のあるあるで、キム・ハナの気持ちに共感できるところもありました。

 

ド・ハナに関しては、とても魅力的なキャラクターで、大好きになりました。

いつも堂々としていて、陰口を言われても、じっと耐えるのではなく、立ち向い、言われたことの倍は言い返す、とてもカッコいい女の子でした。でも、心の中は結構傷つきやすく、普通の女子高生と変わらず恋や将来のことで悩んでいる――。

そんなキャラクターを、シン・イェウンが等身大に演じていて良かったです。

 

そして、そんなド・ハナをずっと想っているシウが好きでした。

ド・ハナとシウのカップルが好き過ぎました!

 

もう、初々しくて可愛いし、なにより最初から最後まで、シウが一途にド・ハナしか見てない感じがたまらなく良かったです。

キスシーンは、めちゃくちゃキュンとしました!

 

シン・イェウンは、この作品で知りましたが、綺麗で、でも可愛くて、これからが楽しみな女優さんだと思いました。

私の好きな韓国女優リストの中に、新しく彼女が入りそうです(*^^*)

 

若手の新人俳優さんたちが多く出演しているので、誰も知らないかと思っていましたが、シウ役のシン・スンホは、先に『恋するアプリ』を観ていたので知っていました。

その作品では、キム・ソヒョン演じる主人公の彼氏役で特に興味もなかったのですが、今回この作品を観て、シン・スンホも少し気になる俳優さんになりました。

 

最後に。

最終話のラスト、6人のモノローグ台詞が良かったので載せたいと思います。

 

チャ・ギヒョン「高校2年生は底抜けに楽しい時期らしい」
チャ・ギヒョン「高校2年生は底抜けに楽しい時期らしい」
ヨ・ボラム「そうはいうけど、全く悩みがないわけではない」
ヨ・ボラム「そうはいうけど、全く悩みがないわけではない」
ハ・ミン「高校2年生。入学したてのワクワクと大学入試を控えた受験生のプレッシャー」
ハ・ミン「高校2年生。入学したてのワクワクと大学入試を控えた受験生のプレッシャー」
ハ・ミン「その狭間にいる俺たちは――高校2年生だ」
ハ・ミン「その狭間にいる俺たちは――高校2年生だ」
キム・ハナ「10代を振り返るのは簡単だ」
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キム・ハナ「でも私たちは今――10代を経験している」
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ナム・シウ「平凡に思える毎日」
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ナム・シウ「でも平凡な日なんて――度もなかった」
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ド・ハナ「悩みがないなんてウソ」
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ド・ハナ「どんな瞬間も――私たちは本気だった」
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おまけ♪

ド・ハナとナム・シウのキスシーン♪
ド・ハナとナム・シウのキスシーン♪