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『あなたが眠っている間に』レビュー

『あなたが眠っている間に』

韓国での放送時期:2017年9月~11月


キャスト:イ・ジョンソク,ペ・スジ,チョン・ヘイン,イ・サンヨプ 他

脚本:パク・ヘリョン

演出:オ・チュンファン


あらすじ

予知夢が見える女性ホンジュは、起こると分かっている悲劇を防げないことに苦悩する日々を送っていた。


ある夜、見知らぬ男性に抱きつく夢を見るが、翌朝向かいに越してきた新人検事ジェチャンがその男性だと気づき仰天。互いに最悪の第一印象を抱くが、数日後ジェチャンがある事故を防ぎ、ホンジュの命を救う。実はジェチャンも予知夢を見て助けてくれたと知ったホンジュは、彼となら未来を変えられると考え始め…。


一方、事故が防がれたことで命を救われた警察官のウタクもまた予知夢を見始める。

不思議な夢で結ばれた3人の運命、そしてホンジュとジェチャンの恋の行方は――!?

『あなたが眠っている間に』相関図
『あなたが眠っている間に』相関図

『あなたが眠っている間に』

視聴時期:2018年

レビュー:

(4.5点)
(4.5点)

この作品は、文句なく大満足な作品でした。

『君の声が聞こえる』や『ピノキオ』、『ドリームハイ』と同じパク・ヘリョンが脚本ということで、間違いなかったです。

本当、この方の作品はハズレがなくてビックリします。


大好きな韓国ドラマを脚本されている方の名前を調べ、その方の他作品も観てみる、ということを何回かしたことがありますが、だいたいおもしろくないことが多いなか、パク・ヘリョン脚本作品は、本当にどれもおもしろいので大好きな脚本家さんです。


ストーリーは、ペ・スジ演じるホンジュが、イ・ジョンソク演じるジェチャンが現れる予知夢を見ることから始まります。

そして、2人が出会うことによって、ジェチャンも予知夢を見始め、ホンジュを救います。


序盤の予知夢のシーンがとてもリアルで、夢ではなく現実なのかと思い、とてもハラハラしました。

ホンジュの予知夢は、いつも変えることができなかったので、ホンジュの母親も序盤で死んでしまうのではないかと心配しましたが、ジェチャンが事故を防ぎ、母親も死なずにすんで良かったです。


そして、事故を防いだことによって、命を助けられたチョン・ヘイン演じるウタク。

彼もまた、予知夢を見始めるようになります。


3人が予知夢を見るようになり、お互いの予知夢を繋ぎ合わせて未来を変えようと奮闘する姿が良かったです。


ストーリーの主軸として、予知夢によって未来を変えようとする事件がいくつか起こり、その中にラブラインもちゃんとあって、その絶妙なバランスが良かったですね。


この作品でパク・ヘリョン×イ・ジョンソクは3度めですが、この2人の相性が良いというのもあると思いました。

パク・ヘリョンは、イ・ジョンソクの魅力を引き出す脚本を書くのが、うまいと思います。


検事役のイ・ジョンソクが、法廷で真剣な眼差しで喋るシーンが凛々しくて好きでした。


イ・サンヨプ演じるユボムは、自分本意で出世欲が強くて本当嫌な奴でした。演じているイ・サンヨプが嫌いになりそうなくらい(笑)ムカつきましたし、なにより、彼がチェ捜査官を殺したことに納得できませんでした。

自分の罪を棚にあげて、チェ捜査官に怒りの矛先を向け、殺してしまったユボムには憤りしかありませんでした。

チェ捜査官が死んでしまったシーンは、号泣でした。


脇役では、以前パク・ヘリョン作品に出演した方たちが、たくさん出演していました。

キム・ソヒョン、シン・ジェハ、ファン・ヨンヒは『ページターナー』に出演していましたし、ミン・ソンウクや子役のナム・ダルムは『ピノキオ』に出演していました。


特に、キム・ソヒョンとシン・ジェハは、『ページターナー』では、終始対立している役どころだったので、今回の共演ではカップルになっていて、「今回はくっついて良かったね」と思ってしまいました(笑)



イ・ジョンソクが兵役期間を終えたら、またパク・ヘリョン脚本作品に出演してほしいのですが、、、さすがに4度めとなると、もうないかな…?^^;

そして、いつか、イ・ジョンソク×キム・ソヒョン×パク・ヘリョン、という私にとって最強の3人が揃ってくれたら、と思っています。

いつの日か、叶うことを夢みています。