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『TWO WEEKS』レビュー ネタバレありver.

『TWO WEEKS』

韓国での放送時期:2013年8月~9月


キャスト:イ・ジュンギ,パク・ハソン,リュ・スヨン,キム・ソヨン,チョ・ミンギ,キム・ヘオク,イ・チェミ 他

脚本:ソ・ヒョンギョン

演出:ソン・ヒョンソク


あらすじ

天涯孤独のチンピラ、テサンの前に、昔の恋人イネが現れる。

8年前にテサンとの間に生まれた娘が白血病を患い、ドナー検査をしてほしいというのだ。

自分の子供の存在を知り当惑するテサンだが、検査に訪れた病院で娘のスジンと出会い、愛おしさが沸き起こる。

検査の結果、骨髄が一致し、2週間後に移植手術が行われることに。


一方、テサンのかつてのボスで悪徳事業家イルソクは、国会議員ソヒと手を組み、麻薬の密輸を進めていた。

だが、イルソクはそれを知った愛人ミスクを殺害し、その濡れ衣をテサンに着せてしまう。

警察に捕まったテサンは、スジンの手術を果たすため、護送中の交通事故に乗じて脱走。

事件の担当刑事スンウ、ミスクをスパイとしてイルソクの下に潜入させていた検事ジェギョン、イルソクが放った謎の殺し屋が追う中、テサンは必死の逃走を繰り広げる。


やがてテサンはムルソクが自分の命を狙う理由が、ミスクから預かったデジカメにあることを知る。そのデジカメに無実を証かす鍵があると察し、探し出そうとするテサン。


そんな中、スンウは恋人イネとテサンの関係を知る。

一方、ジェギョンは事件を調べるうち、テサンの無実を確信する。


それぞれの思いが絡み合う中、手術の日が迫っていく・・・。


『TWO WEEKS』相関図
『TWO WEEKS』相関図


『TWO WEEKS』

視聴時期:20年6月15日~19日

レビュー:

(4点)
(4点)

 

イ・ジュンギ主演の本作品は、最初からストーリーに惹きつけられハラハラドキドキの展開で、最後まで飽きさせないドラマでした。

 

イ・ジュンギ演じるテサンが、"今日死んでも明日死んでもいい"と思いながら、クズのように生きていたのに、娘のために冤罪を晴らし、なんとしても生きようとする姿は、グッときましたね。

キム・ソヨン演じるジェギョンも言っていましたが、序盤のテサンと終盤のテサンは、「同じ人とは思えない」です。

 

また、イ・ジュンギの魅力の一つでもあるアクションも、いつものようにカッコいいスマートなアクションシーンというわけではなく、体当たりで泥臭く、即興的でリアルなアクションシーンが良かったです!

イ・ジュンギ演じるチャン・テサン
イ・ジュンギ演じるチャン・テサン
キム・ソヨン演じるパク・ジェギョン
キム・ソヨン演じるパク・ジェギョン


中盤くらいまでは、テサンの味方が誰もいなかったのが観ていて苦しかったですね。「早く冤罪だってみんな気づいてー!」と思いながら、観ていました(笑)


そんな中で、テサンが逃走中に関わった人たちがいい人たちばかりなのが救いでした。

テサンの人柄に触れたことで、通報するのを遅らせたり、かくまってあげたりしているのが良かったです。



ただ、妊婦を助けたシーンは、ちょっと無理があったかなとも思いました。


テサンが出産の手助けをすることで、出産の大変さを知り、パク・ハソン演じるイネやイ・チェミ演じるスジンに対して申し訳なく思う、という大事なシーンで感動的なシーン。

ですが、医療従事者でも何でもない素人の男の人一人だけで、出産の手助けなんてできるものなのか、という疑問が消えず、全然感動できませんでした^^;


他にも、序盤、警察と検察が全力でテサンを追いかけているのに、都合よく全然捕まらないところ(ストーリー上、しょうがないと分かっていますが…)や、テサンがケガしすぎなのにドナーには支障がないところ、恋愛要素が少ないところが評価を下げた理由です。



ラブラインに関しては、テサンには、イネとスジンと一緒に暮らして欲しかったです。


8年前テサンから別れを切り出された本当の理由をイネが知り、イネはテサンに対してまた新しい気持ちが生まれてきていたように見えましたし、何よりもスジンがパパを必要としていたので…。


ですが、私の予想では、イネはリュ・スヨン演じるスンウと別れることはないと思っていたので、最終的に、皆お互いに時間が必要だとテサンともスンウとも距離をおくという選択をした最後には納得できました。


テサンも、これからスジンのために立派なお父さんになる、という決意をし、何年後かには3人で一緒に暮らしているんじゃないか、という希望がもてるラストで良かったですね(*^^*)

パク・ハソン演じるソ・イネ
パク・ハソン演じるソ・イネ
リュ・スヨン演じるイム・スンウ
リュ・スヨン演じるイム・スンウ


脇を固めた、イルソクを演じたチョ・ミンギ、チョ議員を演じたキム・ヘオク、ハン部長を演じたオム・ヒョソプは、手堅い演技で期待を裏切らず信頼できました。


特に、オム・ヒョソプは、本当にたくさんのドラマで脇役に出演していますので、よくみる俳優の一人なのですが、この方ほど、悪役といい人役を均等に演じている俳優はいないんじゃないだろうか、と思うほど、観る作品ごとに悪役だったり、いい人役だったり、いろんな顔をみせてくれる俳優です。

もちろん、それは今までオム・ヒョソプが出演していた作品を観てきた私の勝手な印象なので、実際には、悪役の方が多いかもしれないですし、いい人役の方が多いかもしれません。


どちらにせよ、作品ごとにどういう役でも、違和感なくはまり役になってしまうオム・ヒョソプは、私の好きなオジサマ俳優のうちの一人です(*^^*)

オム・ヒョソプ演じるハン部長
オム・ヒョソプ演じるハン部長


また、スジンを演じていたイ・チェミが可愛すぎましたね。


この作品は逃走劇なので、シリアス展開でスリリングなシーンがたくさんありましたが、そんな中でもスジンのシーンになると、彼女の笑顔に胸がほっこりして癒されました!

イ・チェミ演じるソ・スジン
イ・チェミ演じるソ・スジン



最後に、いつものようにお気に入りのシーン。

『TWO WEEKS』第8話から ①
『TWO WEEKS』第8話から ①
『TWO WEEKS』第8話から ②
『TWO WEEKS』第8話から ②

イルソクにさらわれたテサンは、デジカメの在りかを教えるよう尋問され、同じく捕まってしまったジェギョンを殺せば助けてやる、とイルソクに言われ、選択を迫られます。


ですが、テサンが逆に、そのデジカメを盾に強気に心理戦をしかけるシーン。


テサンとイルソクの心理戦の攻防がとてもハラハラドキドキして、手に汗握る好きなシーンでした(*^^*)


そういえば、ストーリーとは関係ないですが、リュ・スヨンとパク・ハソンは、この作品での共演がきっかけでその後交際に発展し、2017年1月に結婚したんだとか。


視聴後に知りましたが、美男美女で、お似合いの2人ですね(*^^*)

 

 

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