『最高です!スンシンちゃん』
韓国での放送時期:2013年3月~8月
キャスト:IU,チョ・ジョンソク,コ・ジュウォン,ユ・インナ,イ・ミスク,イ・ジフン 他
脚本:チョン・ユギョン
演出:ユン・ソンシク
あらすじ
優秀な姉たちとは違い、毎日のように就職試験に落ちてばかりの末っ子、スンシン(IU)。
せっかく高級ホテルのアルバイトを見つけ喜んでいたが、俳優ソン・ミリョン(イ・ミスク)の写真集発売記念イベントで見知らぬ男性とぶつかる事故を起こしてしまう。
その男性は、「ミダスの手」と呼ばれる若手芸能事務所社長、ジュノ(チョ・ジョンソク)。
スンシンのせいで元カノ、ヨナ(キム・ユンソ)の前で恥をかいてしまったジュノは激怒し、スンシンをその場でクビにさせる。
落ち込んだスンシンは、帰り道にある芸能関係者に声をかけられ、「スターになる才能がある」と路上スカウトされるのだが…。
『最高です!スンシンちゃん』
視聴時期:20年7月12日~19日
レビュー:
このドラマは全50話と長編で、これだけ長いドラマを視聴したのはとても久々でした。
50話のわりには、さくさく観ることができ、あっという間でした。
その理由は、おそらく私がIUを好きで、IU主演だったからだと思います。
他の方が主演だったら、視聴するのにもっと時間がかかったでしょうし、もう少し評価も低かったと思います。
そして、韓国の長編ドラマあるあるの"同じことの繰り返し感"は、本作品も同じでした…。
IU演じるイ・スンシンが、女優をやる、やらない、の展開を何度も繰り返していて、そこには少しイラッときましたね^^;
路上スカウトされ、女優をやりたい→詐欺師と判明し、女優を諦める→チョ・ジョンソク演じるシン・ジュノにスカウトされ女優を目指す→賭けのために利用されていたと知り女優をやめる→諦めきれず女優をやりたい…と、何回もこんなやり取りが繰り返され、「また!?」と思わずにはいられませんでした…(-_-#)
このドラマは、スンシンとジュノのラブラインが微笑ましくて良かったです(*^^*)
スンシンを取り巻く人や環境が、回を重ねるごとにどんどん変わっていくので、それが観ていて辛かった分、少しずつ惹かれていく2人が近づいていく過程は微笑ましかったですね。
これまで韓国ドラマを観ていて、主人公たちのラブラインにあまり興味が持てない作品も数多くありましたが、本作品は私には珍しく、逆にラブライン以外の方が興味なかったかもしれません。
ただ、2人の関係は微笑ましかったですが、キュンはなかったですね…(笑)
よく韓国ドラマで観る、ヒロインに当たっている日差しを相手役の男の人が手で避けてあげるシーン。
このドラマでも、そのシーンがあったのですが、これにキュンとしないのは私だけでしょうか?^^;
そもそもこの行為にキュンとしない上に、どのドラマでも漏れなく皆やっているんじゃないか!?ってくらい韓国ドラマではこれをよく観るので、「もういいよ!」ってなります…。
それよりも、このシーンの後に、眠っているスンシンがジュノの肩に寄りかかってしまうシーンの方が好きでした。
ジュノが、嬉しい気持ちを隠しきれずニヤニヤしているのが可愛くて、観てるこちらもニヤニヤしてしまいました(*^^*)
2人のラブライン以外は、出てくる女の人がちょっと難ありな人ばかりで、共感できない人ばかりでした^^;
まず、スンシンの母親。
スンシンの父親である夫が亡くなった後に、スンシンの実の母親がイ・ミスク演じるソン・ミリョンであることを知ります。
そして、ミリョンが夫の初恋相手だったことも知り、夫とミリョンの浮気によって生まれたのがスンシンだと勘違いし、そのことによって、それまで可愛がっていたスンシンに冷たく接するようになってしまいます。
気持ちは分からないでもないのですが、スンシンは何も知らないですし、彼女のせいではないので母親の態度が酷く見えて、スンシンが可哀想になりました。
ただ、気持ちを整理してからは、以前ようにスンシンを可愛がり、問題が起こる度にスンシンに優しく寄り添ってくれていたので、この2人の親子愛は良かったですね(*^^*)
イ・ミスク演じるソン・ミリョン。
彼女は、自分勝手過ぎました。
スンシンを捨てたくせに、スンシンが自分の子供だと分かると、一緒に暮らすため、一流女優にするために、いろいろな手を使っていて苦笑いしてしまいました^^;
一緒に暮らすためにスンシンに向かって、「本当の父親はチャンフンじゃないから、あなたはあの家とは無関係。あの家族と暮らす理由はない」と言ったり、自身のコネを使って役をねじ込んだり…。
自分が捨てたはずなのにスンシンにとても執着していて、母性があるのか?と思いましたが、その母性がおかしな方向に暴走しすぎていて、とても母親がやることとは思えませんでした。
キム・ユンソ演じるチェ・ヨナは、後半にいくにつれて、どんどん嫌な女の人になっていきました。
スンシンからジュノとミリョンを取り戻すために、スンシンへの嫌がらせがエスカレートしていきますし、ジュノを脅迫してまで2人を別れさせようとしていました。
ただ、ミリョンとの関係に関しては、それまで本当の親子のように仲が良かったのに、スンシンの登場で全く気にかけてくれなくなったヨナの寂しさは理解できましたし、スンシンを恨めしく思う気持ちも少しは理解できましたね。
キム・ヨンリム演じるスンシンの祖母。
正直、この人が一番嫌いでした。
ミリョンも自分勝手で酷かったですが、この祖母はなんでもかんでもズケズケと言いたい放題でイライラしっ放しでした。
スンシンが拾われ子だからなのか、スンシンにはあたりがきつく、文句ばかり…。
なのに、息子(スンシンの父親)と血が繋がっている可能性が出てきたとたん優しくなったりして、この祖母は、最後まで好きになれませでした。
後は、スンシンの友達のチャンミの母親や、ジュノの妹、スンシンの姪であるウジュなど、まだまだあまり好きじゃない女の人はいましたが、そこまで書くととっても長くなりそうなのでそこは割愛します^^;
このドラマは、人物の性格やストーリー展開に無理があるところもありましたが、スンシンと母親の親子愛と、スンシンとジュノの恋愛パートに関しては満足でした。
そして、何より、当時はまだあまり垢抜けていないIUが可愛かったです(*^^*)
最後に、ストーリーとは全く関係ない余談になってしまうのですが…。
子供がいるときに、時々このドラマを流していたせいか、いつの間にか、(もうすぐ)3歳になる娘が主題歌の歌を覚えていてビックリ!
⬇️この歌です。
molla molla / TAHITI
曲が流れると、「オットッケー!」と、その部分だけ元気に歌っていました(笑)
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