『ノクドゥ伝~花に降る月明かり~』
韓国での放送時期:2019年9月~11月
キャスト:チャン・ドンユン,キム・ソヒョン,カン・テオ,チョン・ジュノ 他
脚本:イム・イェジン,ペク・ソヨン
演出:キム・ドンフィ,カン・スヨン
あらすじ
離れ島で父と兄と暮らしていたノクドゥ(チャン・ドンユン)は、自分の身分や隠れて生活をしないといけない状況に疑問を抱いていた。
ある日、正体不明の武士集団から襲われ、彼らの正体と襲われた理由を知るため家族と島から離れる。
武士の後を追いかけてたどり着いた場所は、男は立ち入り禁止の「寡婦村」。
村に入る方法を模索し、事情のある未亡人の身分を借りて女になりすまして村へ入る。
一方、妓生見習いのドンジュ(キム・ソヒョン)は、幼い頃失った家族の仇を取るために準備をしてきたが、突然現れた男から思わぬ邪魔を受け大事なチャンスを逃す。
村に戻ったドンジュは新入りの未亡人と同居を始めることに。
最初は衝突する二人だが、なんと未亡人の正体は女装をしたノクドゥだった!
そんな中、ドンジュに恋心を抱いていたユルム(カン・テオ)はアプローチをするが…!?
『ノクドゥ伝~花に降る月明かり~』
視聴時期:202010月3日~10日
レビュー:
この作品は、私の大好きなキム・ソヒョンがヒロインということで、視聴するのを本当にずっと楽しみにしていました。
でも、期待しすぎたせいか、あまりハマれないまま終わってしまいました。
邦題の副題も気に入らなかったですし…(-_-#)
"ノクドゥ伝"だけでいいのに、"~花に降る月明かり~"って何なんでしょうか?
この副題が、物語とどう関係があるのか最後まで分かりませんでした。
パク・ゴボム主演の『雲が描いた月明かり』と同じ脚本家だから、同じようなタイトルにしたとしか思えず、そういう安易な邦題の付け方が、ちょっと気にくわなかったです^^;
ストーリーは、チャン・ドンユン演じるチョン・ノクドゥが何者かに襲われ、その刺客を追って男子禁制の"寡婦村"に辿り着くところから始まります。そして、その"寡婦村"に入る為に女装し、そこで妓生(キーセン)見習いのキム・ソヒョン演じるトン・ドンジュと出会います。
男装女子は観たことありますが、女装男子は珍しく感じました。
ですが、どんなに綺麗な人でも、どんなに化粧しても、やっぱり男は男です^^;
女装したノクドゥが、どー見たって男の人にしか見えませんでした…。
寡婦村の人たちは全く気づかないのですが、背丈、輪郭、骨格、声…すべてが男にしか見えないので、「気づかないわけないでしょ」とツッコミまくって、そこで結構私は萎えてしまいました…(-_-#)
また、時代劇なので戦闘シーンがたくさんあった本作品ですが、最初の頃は、チャン・ドンユンの殺陣の動きが少し硬く感じました。
ですが、終盤に差し掛かる頃には気にならなくなりましたね。
まだまだ若い俳優さんなので、これからかな。
ワイヤーアクションも明らかにワイヤー使ってます感が出ていて、そこも私が冷めてしまった原因の一つです。
この作品のみどころの一つは、ノクドゥとドンジュがお互いの身分を隠しながら惹かれ合っていく姿だと思います。
ですが、それ以前にまず、あっさりお互いを好きになりすぎていて、私には物足りなかったですし、身分を隠した恋も、切なくて泣けそうな設定なのに、私は全く泣けませんでした^^;
ドンジュに想いを寄せるカン・テオ演じるチャ・ユルムは、ただの料理人かと思っていたら、まさかの彼も自身の身分を隠していました。
本作品で彼は、それはそれは非情な人でしたが、調べてみたら実際の史実とは結構違うみたいですね。
ただ、非情な人ではありましたが、ドンジュに対する気持ちだけは本物だと思ったので、終盤は、ちょっとだけ…ほんのちょっとだけですが、可哀想でした。
そして、この作品の評価を下げた一番の原因は結末です。
終わり良ければ全て良し!というわけではないんですが、やはり終わりが納得いかないとモヤモヤしてしまいます。(詳しくはネタバレありver.で)
特に、ユルムに関しては、史実通りにするなら、もう少しいい人に描いて欲しかったです。
本作品ではユルムを悪く描きすぎていて、彼がもっと痛い目にあってくれないと割に合わない気がしてしまいました。
この作品は、私にはストーリーが軽すぎて好みではありませんでしたが、時代劇×ラブコメが好きな人はいいんじゃないかと思いました(*^^*)
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